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PCAGIPとは
PCAGIPの始まり
PCAGIPは、Person Centered Approach Group Incident Processの頭文字をとったもので、日本におけるPCAの第一人者である九州大学名誉教授・東亜大学大学院教授、村山正治先生が考案したグループで行う事例検討法です。
「簡単な事例検討資料を基にファシリテータ―と参加者が協力して参加者の力を最大限に引き出し、その経験と知恵から事例提供者に役立つ新しい取り組みの方向や具体的なヒントを見出していくプロセスを学ぶグループ体験である」と定義されています。
※PCAというアプローチ方法
Person Centered Approachの略であり、アメリカの心理学会で最も大きな影響力を持つと言われた心理学者カール・ロジャースが考案した、それまでの心理療法の基本的なパラダイムを革命的に変換したアプローチ方法です。
カウンセラーが問題を解決するではなく、”問題解決の主人公はクライアントである”と考え、クライアントの中に潜在する変化の力を最大限に引き出すことを目的としています。
PCAGIPの特徴
PCAGIPには
①問題ではなく、問題を抱えた人が中心であること
②解決志向ではなく、プロセス志向であること
③対等であること
などの特徴があります。
PCAGIPが役立つ領域
PCAGIPは、2012年に「新しい事例検討法 PCAGIP入門ーパーソンセンタードアプローチの視点から―」(村山正治・中田行重著 創元社)が出版されて以降、対人援助職の事例検討法として広まり、その後多くの分野で実践され、注目されています。
さらに今後は、イノベーション創出やSDGs関連、地域コミュニティ活性化などでも役立っていくと考えらえます。
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